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ルーベンス展からのルーブル美術館のルーベンス

我が友Cさんは美術や演芸や音楽などに造詣が深く、御自身のSNSで「行きたい&行った催し」を上げられています。

Cさんのおかげで催しに行けた事が、何度もありますわ。

今回も、東京で催されている美術展をいくつか知らせていただきました。

絵画展の内フェルメール展の開催はなんとなく知ってましたし、時々チェックしているNHK日曜美術館の特集を見たので、それで満足できました。

でも。

国立西洋美術館でのルーベンス展は、知らなかったぁ!

行きたい!

行きたいぞ!

でも、既に他の計画が入っていて、行けない!


結構好きなのにぃ。

4月に行ったルーブル美術館での第一目的は、彼の「マリー・ド・メディシスの生涯」だったのにぃ。

張り切って全21枚の写真を全部カメラに収めたぐらいなのにぃぃぃ。



そうだ。

この際、その写真を紹介しますわ。

ルーベンス展に行かれた方が、もっと彼の作品を知りたいかもしれないですしね。



その前に、「マリー・ド・メディシスの生涯」とは。

「怖い絵」シリーズで知られている中野京子さん曰く「美人でもなく取り柄もない王妃の大したことない一生をギリシャ神話の神々などと描いて、盛って盛って盛りまくった」絵画シリーズです。


ルーベンス - 1

まずは、マリーの幸せな一生を定めた神々が、彼女の誕生を大勢で祝い、才色兼備な彼女は神々とともに勉学に励み、


ルーベンス - 1 (1)

結婚相手のアンリ4世は戦争中にも関わらずお見合い写真(肖像画)のマリーにうっとりし(写真左)、海の神々が祝う中をイタリアからフランスのマルセイユに上陸します(写真右)。

この2枚は、連作の中でも有名じゃないかな?

ちなみに。

実際は、アンリ4世には美しい愛人や恋人が何人もいて、彼が興味を持っていたのはマリーの多額な持参金のみだったようです。

えぇ、名前からお分かりかもしれませんが、彼女はかのメディチ家の人間です。
なのでお金は持ってましたが、ぽっちゃり&非美人な上に、10代半ばで結婚するのが普通の時代に30歳近かったそうです。

写真右、肉感溢れる美しい神々がこれでもかとフランス上陸を祝っているのに、肝心のマリーのお顔は、かなり地味です。

ルーベンス氏、周りの神々はあんなに生き生きと描いているのに、主人公がちっとも目立ってません。
まあ、これが完成品ってことはマリーさんはこれで満足されたのでしょうけど、ルーベンスさん、何気に、イジワル。


ルーベンス - 1 (2)

一つ前の写真中央はフィレンツェでの結婚式の模様ですが、この当時は代理結婚式が珍しくなかったとかで、マリーがアンリ4世と実際にあったのはフランス・リヨンだったそうです。
その模様が写真左の絵画ですが、これも裏話があり、アンリ4世は愛人とのデートが忙しくてマリーを1週間も待たせたそう。

アンリもやりますが、そんなことをされたのにこんな絵を描かせちゃうマリーも、やるぅ。

もっとも、あんまりお利口さんではなかったようなので、知らなかったのかも〜。

ちなみに。

王妃の1番のお仕事「世継ぎ&他国との絆を深める為出来るだけ多くの子作り」はちゃんと果たした(一人幼少時に死去したものの6人の子をもうけた)ようです。


ルーベンス - 1 (3)

確か、この絵を参考にしてダヴィッドが「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」を描いたんじゃなかったですかね?


ナポレオンの戴冠式 - 1 (1)

ルーブル美術館で2番目に大きい、この絵です。


ルーベンス - 1 (4) ルーベンス - 1 (5)

アンリ4世が暗殺された後、息子のルイ13世がまだ幼かった為、しばらく彼女が政治の舵を切っていたらしいです。


ルーベンス - 1 (6)

ただし、その政治手腕はこれらの絵とは違い、かなりお粗末だったよう。


ルーベンス - 1 (7)

唯一、ドラマチックと言える息子にフランス追放処分を受けたエピソードは描くことを禁止されたそうで。


ルーベンス - 1 (8)

その後、一度は息子と仲直りし、最後の一枚は「真理の勝利」のタイトルをつけて締められてます。

でも、数年後にまた息子に追放されちゃうんですけどね〜。

おかげで、次に描かれるはずだったアンリ4世の連作はポシャったんですよ。
多分、そちらの方がよっぽどルーベンスも描きがいがあり、また、歴史的価値もあったんじゃないかしら。

以上、中野京子さんの受け売りたっぷりなmizmiz個人解説でした。

一見、大仰な神話に人間が添えられた絵画としか思えないこれらも、事実を知って見ると、結構楽しいでしょ?



ルーベンスは、バロック絵画時代の中でも1番の成功者です。

絵画の才能はもちろん、ハンサムで、幸せな結婚生活を二度も送り、言語の才能に恵まれて外交官としても活躍し、工房も大繁盛、と幸せな一生だったそうです。

同じ時代で、喧嘩をしては逃げ、殺人まで犯し、最後は逃亡中に亡くなったカラヴァッジォとはエライ違いですわ。
まぁ、絵自体は私はカラヴァッジォの方がより好きなんですけどね〜〜〜〜。



ちなみに。

最近日本で人気のフェルメールが、ルーブルにも飾られています。


フェルメール - 1

「天文学者」と、


フェルメール - 1 (1)

「レースを編む女」の2点。

どちらも、小さめのサイズです。

フェルメールが生きた時代は貴族などではなくゆとりのある一般市民が顧客だったそうなので、サイズも家庭サイズなんでしょうね。


長々と書きました、が、やっぱりルーベンス展、行きたいなぁ。
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